「動物の話」カテゴリーアーカイブ

ありとこおろぎ

インドネシアの昔話

類話は世界じゅうにあります。次々にものを頼みに行くだけの話なんだけれど、その動機は話によっていろいろです。
例えばイギリスのジェイコブズの 「 おばあさんと豚 」 とはずいぶん違います。「 ありとこおろぎ 」 では、友だちを助けるためです。しかもハッピーエンド。原話を読んだとき、思わず笑みがこぼれました。こんな話が語りたかったんだって思いました。でも語ってみると大変でした。早口ことばの練習みたいなもんでした。音声は5年生のライブですが、とちゅうから、一区切りずつに 「 ん 」 「 ん 」 「 ん 」 ってかけ声が入っているの、聞こえますか ( 笑 ) ?
2年生では、こおろぎが雌牛に 「 ……川に落っこちたありを助けるんだ! 」 と言い切ったとき、拍手が起きました ( 笑 ) 。 本当はこちらの音声を聞い ていただきたかったのですが、残念ながらICレコーダーのスイッチを入れ忘れていました。聞き手といっしょに弾けて楽しむおはなしだと思います。


下のボタンからテキストをダウンロードできます。

テキストは『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』にも掲載しています。こちら⇒書籍案内

5年生のライブが聞けます。



⇒ 動物たちの話一覧へ

なまずとひきがえる

ベトナムの昔話

   おたまじゃくしはかえるの子~
   なまずの孫ではないわいな~
   それがなにより証拠には~
   やがて手が出る足が出る~

俗謡そのまんまのお話です。なぜそのまんまなのでしょう?どこかから伝わったのでしょうか?それとも、人みな発想は同じだからでしょうか? 
ベトナムと日本、地理的にも歴史的にも近いですよね……

なまずとひきがえるのけんかに、ごたいそうにも裁判官がでてきます。裁判官って、日本の昔話ではあまり聞きませんが、外国の話にはけっこう出てきます。日本では、お殿様でしょうか。ストーリーは幼い子でもわかるのに、語るとき、裁判官をどう説明しようかと考えているところです。
むしろ、高学年のおまけの話にいいかもしれません。



下のボタンからテキストをダウンロードできます。

語りを聞けます。



⇒ 動物たちの話一覧へ