ロシアの昔話
かわいらしいお話です。
なぜなに話なので、もともと幼い子に語られたものでしょう。
ロシアのなかでも北東部、シベリアで語られているおはなしです。
厳しい冬を超えてお日さまが顔を出す頃の季節感にあふれています。
シマリスは、シベリアでは日常的にみられる野生動物です。
春先のおはなし会でどうぞ。
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かわいらしいお話です。
なぜなに話なので、もともと幼い子に語られたものでしょう。
ロシアのなかでも北東部、シベリアで語られているおはなしです。
厳しい冬を超えてお日さまが顔を出す頃の季節感にあふれています。
シマリスは、シベリアでは日常的にみられる野生動物です。
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がくしとゆうれい
ATU470「死人の恩返し」
導入部で、されこうべが、結婚式のまんじゅうを食べさせてくれたお礼だといって、主人公を異界へつれていきます。
助けられたカメが竜宮城へつれていってくれる「浦島太郎」と同じですね。
そして、異界ではたった三日しかたっていないのに、帰ってきたら百年以上たっています。異界とこの世では時間の流れが違うのです。
日本の昔話「春の野道で」⇒こちらでは、おじいさんがされこうべにお酒を飲ませますが、異界へ行くことはありません。同じモティーフを使っていても、雰囲気もテーマもずいぶん異なりますね。
あちらの世界で幽霊を訪ねてくる三人の男のモティーフが印象的です。
人生ってそういうものかなあと考えさせられます。
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ななにんのおーべるにゅじん
フランスの中央にオーベルニュ地方という山岳地帯があります。イギリスのゴタムなどと同じく愚か村と呼ばれています。この地方の人たちは何かにつけ笑いの種にされていたそうです。
この「七人のオーベルニュ人」は、ATU1250「人間の鎖」という話型に分類されます。
西暦1世紀にインドと中国で語られていた記録があるそうです。ヨーロッパでは14世紀の記録があるそうです。古今東西、笑いのツボは同じということですね。
ゴタム村の話は⇒こちら。日本の愚か村話については昔話雑学に載せています。⇒こちら
フランスのもうひとつの愚か村話は⇒こちら
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ちえをうったしょうねん
ATU910C「事を始める前に慎重に考えよ」
買った教えや授けられた教訓にまつわる話は、世界じゅうにあるようです。
「知恵を売った少年」では、商人の息子に2つ、おうさまにひとつ知恵を売ります。
商人の息子にうったひとつ目と、王さまに売った知恵は、状況の一致がおもしろいです。
高学年から大人のおはなし会で、長いおはなしのあとにどうぞ。
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がらすのやまのおひめさま
三人兄弟の末っ子が、主人公。
ふたりの兄さんにばかにされながら、課題を解決して幸せをつかむ。昔話らしく、主人公のみが、恩寵を得ているのです。
つるつる滑る氷のようなガラスの山、そのてっぺんに座るお姫さま、お姫さまの膝には、金のりんご。くっきりと印象的なイメージで語られていきます。
ATU530「ガラス山の姫」
世界中に類話はありますが、ヨーロッパ中心に語られていたようです。
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ATU402「動物花嫁」
このかえる、とってもチャーミングですね。
類話は世界にたくさんあります。読み比べると面白いです。
重厚なグリム童話KHM63「三枚の鳥の羽」と、豪華なロシアの「蛙の王女」⇒こちらに比べて、フランスの「プチ・ジャンとかえる」は明るく楽しい物語です。あちこちに笑いのツボが隠されています。
長いですが、中学年くらいから聞けるでしょう。
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ATU821B「ゆで卵から生まれたはずの鶏たち」
類話は、中近東をはじめヨーロッパにも広がっています。
まるで、一休さんや彦一のとんち話にそっくりです。
このようなとんちをテーマにした話は世界じゅうにたくさんあります。
短い話ですが、面白さが分かって「 あ、なるほど」と感心するのは、高学年以上でしょう。
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相手を見くびってはいけない。謙虚でいたいものです。
ATU75「弱者の助け」という話型で、世界中に広がっているようです。イソップ寓話にもあって、そちらのほうが有名ですね。
動物の話は幼い子にもよく理解できます。
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ふたりのとも
友情について描かれた昔話。
きちんと三回の繰り返しがあって、すっきりと分かりやすい形になっています。
貸したお金がふしぎに友達のところに戻ってきますが、これは状況の一致といえます。まほうではないけれど、奇跡を感じさせます。
エチオピアの東の海岸地方のダナキル族の伝承だそうです。
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