世界の果ての井戸

せかいのはてのいど

イギリスの昔話

ATU440
グリム童話のKHM1「かえるの王さま」の類話だとすぐに気が付いたと思います。
スコットランドの話です。

主人公は、お姫さまではなく、継子話です。
「かえるの王さま」では、娘にとっての父親像が重く、倫理観が強く感じられますが、「世界の果ての井戸」は「約束を守れ」といい聞かせるのが継母であって、その言葉は軽く、むしろ娘の行動により強くスポットライトが当てられているような気がします。

井戸端会議のマックスリュティ『昔話の解釈』を読むの「偽の花嫁と本当の花嫁、けもの息子とけもの婿7」も見てくださいね。こちら⇒

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語りを聞けます。




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