アイスランドの昔話
日本の天人女房の昔話とそっくりですね。
あざらしの皮が天女の羽衣の役割をしています。
妻の歌から、海の世界でも子どもがいたことが分かります。哀愁漂う美しい話です。
ヨーロッパの昔話では、これが導入部となって男が妻をさがしに出かけてさまざまな苦難を乗り越え、さいごは幸せになるというパターンが一般的です。
話型でいえばATU313「呪的逃走」やSTU400「いなくなった妻を捜す夫」です。
導入モティーフだけで完結しているこのアイスランドの話は、とっても日本的です。
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