ぼろるとのじいさんとたいしゃくてん
モンゴルの昔話
「昔むかしのある良き時代」というのは発端句⇒こちら。「めでたしめでたし」は結末句⇒こちらです。
帝釈天は、ここでは、一番力のある神さまです。その神さまをぎゃふんといわせるじいさんは、いったいどういう存在なのでしょう。
明るい力強さとユーモアが魅力のお話です。
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つきのひかり
ATU365「死んだ花婿が花嫁を連れ去る」という話型です。
レオノーレといって、古代の死者信仰に基づく伝説だそうです。フランスの類話「白いハンカチ」も見てください。⇒こちら
怖いですね。そして悲しい。
戦争が若者の想いを犠牲にしていく姿が、死者の行列から読み取れます。
主人公が死を選ばないでどこまでも生きて、新たな道を歩こうとする、そして幸せになるところに、希望を感じます。そこが「白いハンカチ」や『おはなしのろうそく19』の「金の髪」とは一味違う所です。
ぜひ語ってください。
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笑い話です。
笑い話ですが、欲張ってはだめだよという教訓を伝えようとしています。
欲のない主人公が富を得て、欲張った者が失敗をする話は、日本では、隣の欲ばりじいさんの話が多いです。それと、欲ばりばあさん。「はなさかじいさん」や「したきりすずめ」がゆうめいですね。
でも、なぜか中国や韓国では、兄弟の話になっていることが多いです。
日本の話でも、「金噴き明神」⇒こちらは兄弟の話です。しかも、石人ではありませんが、石の狛犬の口から大判小判が出て来ます。
この中国の「ちぢまれ、ちぢまれ」とよく似ていますよね。大陸から日本に渡った話なんでしょうか???
ところで、このお兄さん、この後どうなるんでしょうねえ。
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どこかで聞いたことがあるお話だと思いませんか?
そう、グリム童話です。
グリム童話の69「ヨリンデとヨリンゲル」にそっくりですね。
ATU405。話型名も「ヨリンデとヨリンゲル」です。
グリム童話では、兄妹の話ではなくて恋人同士の話になっていますし、魔法を解く呪物は夢で見た赤い花です。
「ヨリンデとヨリンゲル」を読んだ時には、ロマンチックで、若者向きの話だなあと思ったのですが、この「ヤネケンとミーケン」は、聞き手の年齢は少し下だと思います。短いし、アフリカの大魔術師とか、わくわくする要素が入っていますしね。
ぜひ語ってみてください。
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たまごーななにんのつまをもつきょじん
ATU302「卵の中に隠された鬼の(悪魔の)心臓」
心臓が体の中にないなんて、とんでもないファンタジーです。類話は世界じゅうにあります。
フランスのこの類話では、心臓が卵の中にあるのではなくて、卵を巨人の胸の上でつぶしたら、巨人が死ぬということになっています。
動物たちが主人公に獲物の分配をたのみ、公平に分配できたら、動物に変身する力をあたえられるというエピソードが興味深いです。
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とうふうやう
中国版の貧乏神と福の神の話です。
この神さまたちは、おかみさんから逃げましたが、金神さまは逃げそこなってしまいます。
パワフルなおかみさん、女はこうでなくっちゃ。
ご亭主は影が薄いですが、正直で誠実なのは、おかみさんと同じです。
ラスト、ほっとして思わず微笑んでしまいます。
原話では、福の神は「増福神」、貧乏神は「掠福神」、金神は「財神」となっています。財神は福をあたえる神で、増福神との区別がつきにくいですが、この話が語られた中国の江蘇省灌雲の石仏寺には財神殿という建物があります。
民間信仰の神さまなのでしょう。神さまがお寺に祀られているのも興味深いです。
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さんにんきょうだい
トルコの昔話
ATU653「技を持った四人兄弟」
修業に出て特技を身につけて帰ってくる兄弟は、4人のこともありますが、このトルコの話のように3人のこともあります。といっても、この3人は、特技ではなくて、ふしぎな宝物を手にいれてくるのですが。
3人(または4人)は、その特技によって、お姫さまを助けます。そして王さまからのほうびとしてお姫さまと結婚することになるのですが、さて兄弟のうちだれがその幸せを手にいれることができるでしょう。
類話によっては、お姫さまの代わりに、お金や国の半分をもらいます。また、お姫さまが夫を決める話もあります。
日本にも類話があります。比較してみてくださいね。
「三人の兄弟」⇒こちら
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ようせいウールヴヒルドル
ATU306「踊ってすり切れた靴」
おなじ話型に、グリム童話KHM133「踊ってすり切れた靴」があります。また、イギリスの「カトリンがくるみをパチリと割った話」⇒こちら、ハンガリーの「靴をはきつぶす王女たち」⇒こちら、ロシアの「りこうなエレーナ姫」も類話です。地下の世界に行って妖精に会う話ですが、さまざまなバージョンがあって面白いです。
この「妖精ウールヴヒルドル」は、地名がはっきり示されていて、ほとんど伝説といっていいと思います。ふしぎな雰囲気を持った話ですね。
クリスマスにどうぞ。
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