美しいテレジーナ

うつくしいてれじーな

イタリアの昔話

恋人たちのかわいらしいお話です。

ATU879「バジル娘」
娘がバジルに水をやっているところを、王子さまが見つけるところから、「バジル娘」という話型名になっています。

からかいの言葉のやりとりは、たいてい詩の形になっているそうです。
17世紀の『ペンタメローネ』にあります。

「わたしは指を切る」からの4行は、結末句。とっても印象深いです。

ところで、奈良の民話の「お藤井戸」も同じ話型です。
柳生十兵衛と村の娘お藤のやり取りがあります。こちらは、お藤の知恵があることに感心した十兵衛が、妻にするという話です。


下のボタンからテキストをダウンロードできます。

語りを聞けます。



⇒人間たちの話一覧